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ロマンポルノ女優 (河出i文庫)

早乙女 宏美
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ロマンポルノ女優 (河出i文庫)の詳細
  • おすすめ度:ロマンポルノ女優 (河出i文庫)のおすすめ度
  • 出版社:河出書房新社
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ロマンポルノ女優 (河出i文庫)のカスタマーレビュー

「ロマンポルノは終わらない」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2006-11-08

もう20年も前の話だが、知人の紹介で新東宝、にっかつ等の作品数本にエキストラ出演させてもらった。著者の早乙女宏美も、映画の打ち上げで何度か顔を見掛けたことがある。私がファンだった片岡修二監督の秘蔵っ子で、スクリーンで見るよりはるかに幼く華奢であることに、驚かされた。同時期に活躍していた女優達が、ひとりまたひとりとこの世界から足を抜けて行ったのに、彼女は今もこうして業界の周辺で活動を続けている。たいしたものだ。お世事にも上手とはいえないけれど、ロマンポルノ功労者への愛と尊敬が伝わって来る文章に、好感が持てる。

「まさしく演技ならぬ“艶技”の世界」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2006-06-25

 自身も日活ロマンポルノで女優として活躍されていた早乙女宏美氏による一冊。単なる元ロマンポルノ女優によるありがちな回想話や裏話だけではなく、主な女優24人を項目別に取り上げ、その女優の主たる主演作品のストーリー、そして何よりも各々十人十色の個性溢れる演技の深みを伝える素晴らしい本です。さらには日活ロマンポルノの略年表、ビデオ化作品リストまでついており、何よりも大満足なのが女優さんの演技やヌード写真が満載で読んでるうちに大興奮です。
 ロマンポルノ関連の書籍はマニア向けで高額のものが多い中で、文庫本という廉価の消費媒体にも関わらずここまでマニアも納得の資料的な価値がある本も稀ではないでしょうか!?初心者の方にもお勧めできると思います。
 「裸にはなるけれど主演できるから」としてロマンポルノに出演した女優さん、宝塚歌劇団を辞めて出演した女優さん、「映画館を自慰にふける男どもでイッパイにしてやろう」と思い演技に拍車をかけていった女優さんなどなど、早乙女氏はロマンポルノ女優という仕事に情熱と誇りを持って取り組んだ女優を絶賛し、この本を読んでいると生き様としての女優魂を伝えてくれます。
 逆にアイドルくずれで出演してきた人やアダルトビデオから流れてきた人に対しては少し手厳しい論評で、称賛の対象から外れているのもポイントです。
 日活ロマンポルノとはまさしく演技ならぬ“艶技”の世界。過激性ばかりが売りの安手のアダルトビデオとは違う、女優魂とエロスが結合した究極の世界。ロマンポルノの消滅は日本映画の最大の損失といっても過言ではないでしょう。